今どこ行く?|名古屋タクシー攻略アプリ
名古屋交通圏・実務メモ 02

雨の日のタクシー——
勝負は本降りじゃなく「降り始め」

「雨の日は稼げる」。半分正しくて、半分足りない。雨は全員に平等に降るが、需要が跳ねる瞬間に正しい場所にいた車にしか順番は回ってこない。この記事は、その「瞬間」と「場所」の考え方を整理する実務メモだ。

雨で何が起きるか——需要は「置き換え」で生まれる

雨の需要の正体は単純で、歩き・自転車・「駅まで傘なしで行けるか」の移動が、まとめてタクシーに置き換わること。だから跳ねるのは、人がすでに屋根の下に溜まっている場所の出口だ。駅と地下街の出口、商業施設、病院の玄関、ホールの終演口。雨の日のタクシーは「屋根から屋根へ運ぶ商売」になる。

雨の三段——降り始めからの動き方
降る前
雨雲レーダーで降り始めの時刻を読む。総雨量は二の次。その少し前に、人が溜まる屋根の出口側へ寄せておく。
降り始め
ここが本番。傘を持たない人から順にタクシーに切り替わる。数分単位の勝負で、跳ねてから向かうのでは間に合わない。
本降り以降
全員が雨を認識し、車も繁華街へ集まってくる。客と空車の比は元に戻り始める。ここからは行列に並ぶか、屋根のある中規模スポットへ散るかの判断。

※ 動き方の型であり、収入を保証するものではない。時間帯・曜日・イベントの有無で最適解は変わる。

やりがちな失敗——「雨だから錦三」

雨が本降りになってから繁華街へ向かうのは、みんなが同じことを考えるぶん、長くなった行列の最後尾に並びに行く行為になりやすい。晴れの日の原則はここでも生きている。見るべきは需要の量ではなく、客と空車の比。雨は需要を底上げするが、車の集まり方まで変える。「客はいるのに車が足りない場所」が、雨の日は普段と違う場所に現れる——そこが取りどころだ。

電車が絡むと、雨は二段跳ねする

雨単体でも需要は動くが、名古屋で本当に大きいのは雨+運行障害の重なりだ。強い雨で電車が遅れたり止まったりすると、その沿線の駅前に人が滞留する。雨で「歩けない」、電車で「帰れない」。二つが重なった駅前の需要は、片方だけの日とは別物になる。雨の日は雨雲レーダーと一緒に、運行情報も開いておくこと。

読みを道具に任せるという選択肢

ここまでの判断——降り始めの時刻、屋根の場所、運行障害、時間帯の重なり——を毎回頭の中だけでやるのは、正直しんどい。俺が自分用に作った「今どこ行く?」は、気象データと運行情報と催事の時刻を取り込んで、地図の点数に自動で反映する。雨が降り始めれば地図が先に変わる。勘を磨くのは大事だが、勘に頼り切らない道具があると、雨の夜の消耗がまるで違う。

雨の変化は、地図が先に教えてくれます

「今どこ行く?」は名古屋交通圏専用のタクシー攻略アプリ。天候・運行情報・イベントを自動で点数に反映し、いまこの瞬間の狙い目を地図で表示。登録不要・無料で今夜から。友だち招待で、送った側も使った側もPro機能が30日無料。

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実務メモ・シリーズ
01:名古屋のタクシーで稼げる場所——現役乗務員が、数字で答える
02:雨の日のタクシー——勝負は本降りじゃなく「降り始め」(この記事)
西原|名古屋交通圏の現役タクシー乗務員。頭の中の「夜の名古屋の地図」を、アプリ「今どこ行く?」に移植中。バグ報告は休憩所で缶コーヒーと共に受け付けています。