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Webデザイナー 年収 札幌、北海道のデザイナーは年収約377万円で全国の約7割

Webデザイナー 年収 札幌、北海道のデザイナーは年収約377万円で全国の約7割
2026-10-22 更新

この記事の要点

  • Webデザイナーの年収を札幌で調べると、厚生労働省の賃金の統計は都道府県の単位までなので、いちばん近い北海道の「デザイナー」の数字を見ることになります。その年収の目安は約377万円で、全国の69.9%、東京の61.9%です。
  • 北海道のデザイナーの年収の目安は、道内の全職種の平均の80.8%です。全国では、デザイナーと全職種の平均がほぼ同じ(98.9%)です。
  • 差がいちばん大きいのは賞与です。北海道は月給の1.13か月分、全国は2.37か月分です。
この記事の目次(8)
  1. 北海道のデザイナーの年収の目安は約377万円
  2. 統計の「年収」と「デザイナー」が指す範囲
  3. 北海道と全国・東京の差は、月給より賞与で大きい
  4. 研究で分かっている、都市の大きさと賃金の関係
  5. 自分の求人票で確かめる表
  6. よくある質問
  7. 次に読む
  8. 出典

この年収を前に、スクールの受講料が補助でいくらまで下がるかは次の記事で計算しています: Webデザイナー専攻572,000円が補助で実質20万円台・月あたり3万円台になる2つの条件

北海道のデザイナーの年収の目安は約377万円

札幌のWebデザイナーにいちばん近い公的な数字は、北海道の「デザイナー」の年収の目安で、約377万円です。賃金構造基本統計調査は職種ごとの賃金を都道府県の単位で公表しているため、札幌市だけの値ではありません。

北海道のデザイナーの年収の目安約377万円を、北海道の全職種・全国のデザイナー・東京のデザイナーと並べ、北海道のデザイナーが何%にあたるかを示した表
年収の目安(計算)

図のとおり、北海道のデザイナーは、道内の全職種の平均・全国・東京のどれよりも低くなっています。公式の表を並べると、全国ではデザイナーの年収の目安が全職種の平均の98.9%とほぼ同じなのに、北海道では80.8%まで差が開くことが、調べて分かった意外な点です。

北海道のデザイナーの平均の月給(残業代を除く額)は約27万円です。これを働いた時間で割ると、時給は約1,643円です。

この時給は、2026年10月1日からの北海道の最低賃金1,131円の約1.45倍にあたります。

統計の「年収」と「デザイナー」が指す範囲

この記事の年収の目安は、統計の表の月給を12倍し、1年の賞与を足して計算した値です。表そのものに「年収」の欄はありません。

賃金構造基本統計調査は、2025年6月分の賃金と、原則として2024年1〜12月の1年間の賞与を調べています。集計の対象は10人以上の常用労働者を雇う民営の事業所です。それより少ない人数の制作会社で働く人は、この数字に入っていません。

統計の月給(きまって支給する現金給与額)は、残業代を含む額です。そこから残業代や深夜・休日の手当などを引いた額を「所定内給与額」と呼び、税金などを引く前の額です。

統計の「デザイナー」は、Webデザイナーだけの数字ではありません。厚生労働省編職業分類で見ると、デザイナーの分類には次の仕事が入ります。

仕事の名前 職業分類の番号 デザイナーの分類に入るか
ウェブデザイナー(Webクリエイター・ホームページデザイナーを含む) 017-01 入る
グラフィックデザイナー 017-02 入る
その他のデザイナー(インテリア・ファッション・キャラクター・CGなど) 017-99 入る
Webプログラマー・HTMLコーダー 009-03 入らない
Webディレクター・Webプロデューサー 020-99 入らない

北海道と全国・東京の差は、月給より賞与で大きい

北海道のデザイナーは、全国のデザイナーと比べて月給が76.5%、賞与が36.4%です。差の多くは賞与から来ています。

項目 北海道のデザイナー 北海道の全職種 全国のデザイナー 東京のデザイナー
月給(残業代を含む) 28.72万円 32.28万円 37.56万円 42.04万円
所定内給与額(残業代を除く) 26.95万円 29.71万円 35.34万円 39.63万円
1年の賞与 32.34万円 79.2万円 88.86万円 104.99万円
平均の年齢 40.2歳 45.8歳 39.1歳 39.5歳
平均の勤続 12.4年 12.0年 9.8年 9.3年
推計の人数 2,120人 1,051,340人 91,450人 47,260人
1年の賞与が月給の何か月分かを、北海道1.13か月・全国2.37か月・東京2.50か月で並べた表
賞与は月給の何か月分か

賞与を月給の月数で見ると、北海道は全国の半分に届きません。

北海道の中で男女を分けると、年収の目安には差があります。ただし年齢と勤続の長さも違います。

北海道のデザイナー 年収の目安 平均の年齢 平均の勤続
男性 約423万円 44.8歳 14.8年
女性 約339万円 36.5歳 10.5年

年齢と勤続が違うため、この差をそのまま男女の差とは読めません。女性の割合は、北海道で55.2%、全国で58.0%です。

全国のデザイナーの51.7%は東京で働いていて、北海道は2.3%です。北海道の集計は人数が少なく、賞与は3年で大きく動きました。

北海道のデザイナーの年収の目安は令和5年約399万円、令和6年約399万円、令和7年約377万円で、賞与は31.54万円・67.19万円・32.34万円と動いた
北海道の3年の動き

1年の値だけで決めつけず、自分の求人票は時給に直して比べると確かめやすくなります。そのための表は、研究の節のあとに置いています。

研究で分かっている、都市の大きさと賃金の関係

研究では、大きな都市ほど賃金が高い関係が見られます。ただし、その理由は研究によって食い違っています。

東(2022年)の研究では、人口で測った都市の規模が大きいほど、賃金が高い関係がありました。札幌と東京のような都市の大きさの違いを考える人には当てはまりやすく、同じ都市の中で会社どうしを比べたい人には当てはまりません。

東(2022年)が紹介する海外の研究では、地域の賃金の差の理由について、次の2つの結果が並んでいます。

研究 地域の賃金の差の理由
Combesほか(2008年) 差の40〜50%は、働く人の能力の違いで説明できる
De La Rocaほか(2017年) 能力の差は初めは大きくなく、大都市で価値のある経験を積むことで差が広がる

森川(2011年)の研究では、学歴・勤続・経験が高い人ほど、人口が集まる地域での賃金の上乗せが大きい関係がありました。経験を長く積んでいく人には当てはまりやすく、デザイナーだけを調べた結果ではないため、職種ごとの差を知りたい人には当てはまりません。

中澤(2007年)が大分のWeb関連の会社を調べた事例では、顧客の獲得はもっぱら人のつながりに頼っていました。経営者は月々の固定収入になる仕事を重く見ており、地方都市のWeb制作の市場の一例として読む人には当てはまりますが、賃金は測っていないため年収の答えを探す人には当てはまりません。

林・田辺(2010年)の研究は、札幌(サッポロバレー)のIT産業の集まりに、人のつながりが寄与したとする研究です。札幌のIT業界の成り立ちを知りたい人向けの背景で、賃金を知りたい人には当てはまりません。

研究の読み方

研究 調べ方 対象 分かったこと 限界
東(2022年) 研究のまとめと、公開データの図(相関) 国内外の研究と、日本の都市雇用圏・都道府県の2015年・2020年のデータ 都市が大きいほど賃金が高い関係 新しく原因と結果を推定した研究ではない。紹介する研究の多くはフランス・米国・スペインのもの。図は相関だと著者が断っている
森川(2011年) 賃金の個票を使った観察の分析 日本の労働者(1990〜2009年の賃金のデータ) 学歴・勤続・経験が高い人ほど、集まった地域での賃金の上乗せが大きい関係 査読誌の論文ではなく、研究機関の討議用の論文。データが古く、デザイナーだけの結果ではない。この記事では要旨を確認
中澤(2007年) 事例の調査 大分県のインターネット関連の会社と経営者 顧客の獲得は人のつながり頼み。経営者は月々の固定収入を重視 大分の事例で古い。賃金は測っていない。この記事では抄録を確認
林・田辺(2010年) — 札幌(サッポロバレー)のIT産業 人のつながりが集積に寄与 賃金は扱っていない。この記事では英文の抄録を確認

自分の求人票で確かめる表

求人票の月給を時給に直すと、北海道の最低賃金とデザイナーの平均の両方と並べられます。

使い方: 自分の求人票の月給・1日の所定労働時間・年間の所定労働日数・賞与を入れて、「並べる値」と比べます。

確かめる物 式 並べる値 統計の数字で計算した例
時給 月給(残業代を除く)÷(1日の時間×年間の日数÷12) 北海道の最低賃金 1,131円/北海道のデザイナー 約1,643円/全国のデザイナー 約2,155円 北海道: 26.95万円÷164時間=約1,643円。全国: 35.34万円÷164時間=約2,155円
年収 月給×12+1年の賞与 北海道のデザイナー 約377万円(男性 約423万円・女性 約339万円)/全国 約540万円/東京 約609万円 北海道: 28.72万円×12+32.34万円=約377万円

1か月の平均の所定労働時間は、徳島労働局の例では「8時間 × 258日 ÷ 12ヶ月 = 172時間」と計算します。統計の月給は残業代を含む額なので、求人票の月給が残業代を除いた額なら、比べる相手は所定内給与額の26.95万円です。

使用者は、最低賃金額以上の賃金を払うよう法律で決められています。また、求人を出す側は、仕事の内容・賃金・労働時間などの条件を示すことが法律で決められています。

求人票の時給と年収を計算し、最低賃金・統計の値・職種名・賞与の書き方を確かめる6項目のチェックリスト
求人票の確かめ表

よくある質問

札幌市だけのWebデザイナーの年収は分かりますか

賃金構造基本統計調査は職種ごとの賃金を都道府県の単位で公表しているため、札幌市だけの値はありません。札幌に近い数字として、この記事では北海道の値を使っています。

統計の「デザイナー」はWebデザイナーだけですか

Webデザイナーだけではありません。職業分類のデザイナーには、グラフィックデザイナーや、インテリア・ファッションなどのデザイナーも入っています。

年収1000万円は統計で見てどのくらい現実的ですか

この記事で使った表は平均を示す表で、平均の年収の目安は東京のデザイナーでも約609万円です。平均の表なので、1000万円以上の人がどれだけいるかまでは分かりません。

デザインとプログラミングでは年収の比べ方が違いますか

違います。Webプログラマーは職業分類でデザイナーとは別の分類なので、比べる統計も別になります。

次に読む

学ぶ費用が補助でいくらになるか知りたい人は、受講料572,000円の場合を計算した記事へ: Webデザイナー専攻572,000円が補助で実質20万円台・月あたり3万円台になる2つの条件

デザインとプログラミングのどちらを学ぶと、学んだ分野の仕事に就きやすいかは、訓練後の就職の割合で比べています: プログラミングとWebデザインの違い、学んだ分野で就職した人はIT71.1%・デザイン55.7%

このサイトで次に調べる候補: プログラミング × 記号(プログラミングで使う記号について知りたい人向け)

出典

  1. 東 雄大(2022)「都市化が労働者に与える影響―労働市場における集積の経済と不経済」『日本労働研究雑誌』No.746. https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2022/09/pdf/054-068.pdf
  2. 森川 正之(2011)「都市密度・人的資本と生産性―賃金データによる分析―」RIETI ディスカッション・ペーパー 11-J-046. https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/11j046.pdf
  3. 中澤 高志(2007)「地方都市におけるインターネット関連産業とその経営者―大分県の事例―」『都市地理学』2巻. https://doi.org/10.32245/urbangeography.2.0_17
  4. 林 聖子・田辺 孝二(2010)「サッポロバレーのIT産業集積発展プロセスとヒューマンネットワークの果たした役割」『日本地域政策研究』8巻. https://doi.org/10.32186/ncs.8.0_121
  5. 厚生労働省『賃金構造基本統計調査(一般労働者)都道府県別第3表 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)』令和7年. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421195
  6. 厚生労働省『賃金構造基本統計調査(参考表)都道府県別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(47都道府県一覧)』令和7年. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040421202
  7. 厚生労働省『賃金構造基本統計調査 都道府県別第3表』令和6年. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040247952
  8. 厚生労働省『賃金構造基本統計調査 都道府県別第3表』令和5年. https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?stat_infid=000040163839
  9. 厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査 調査の概要』令和7年. https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/gaiyo.html
  10. 厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査 主な用語の定義』令和7年. https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/yougo.html
  11. 厚生労働省『令和7年賃金構造基本統計調査 利用上の注意』令和7年. https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/chuui.html
  12. 北海道労働局「最低賃金について」. https://jsite.mhlw.go.jp/hokkaido-roudoukyoku/minimum_wage.html
  13. 最低賃金法 第4条第1項. https://laws.e-gov.go.jp/api/1/lawdata/334AC0000000137
  14. 職業安定法 第5条の3第1項. https://laws.e-gov.go.jp/api/1/lawdata/322AC0000000141
  15. 厚生労働省編職業分類(ハローワーク). https://www.hellowork.mhlw.go.jp/info/mhlw_job_dictionary_12.html
  16. 徳島労働局「最低賃金額以上かどうかの確認方法」. https://jsite.mhlw.go.jp/tokushima-roudoukyoku/newpage_00549.html

この記事は、AI で下書きし、公式の資料と論文で確かめてから公開しています。

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