電力自由化の仕組みをわかりやすく。選べるのは小売だけ、低圧契約の25.1%が新電力
この記事の要点
- 電力自由化の
仕組みを わかりやすく 言うと、 2016年4月から 選べるようになったのは 「小売」の 会社と 料金メニューです。 電線は 今ある 送配電網を そのまま 使い、 停電の 起きやすさは どの 会社から 買っても 同じです。 - 2026年7月分では、
家庭などの 低圧の 契約 89,477,218件の うち、 新電力は 25.1%でした。 大手の 規制料金は、 おおよそ47.6%残っています (電力・ガス取引監視等委員会『電力取引の 状況』令和8年7月 分から 計算)。 - 2026年7月分の
公式の 表で 並べると、 自由化から 10年たっても、 大手の 規制料金の ままの 低圧契約 42,552,273件は、 新電力の 22,495,370件 (低圧契約の 25.1%)の 約1.9倍 (42,552,273÷22,495,370≒1.89) あるのは、 調べて 分かった 意外な 点です。 - 切り
替える 前には、 登録された 事業者か (資源エネルギー庁 「よく ある 質問」)、 契約前の 説明と 契約後の 書面 (電気事業法 第2条の 13・第2条の 14)、 燃料費調整の 有無と 上限を 確かめます。
この記事の目次(8)
基本料金ゼロの
結論:自由化で変わったのは「どこから買うか」だけ
電気の
送配電は、
仕組み:発電・送配電・小売の3つの部門
発電:1995年から原則として自由に
発電部門は、
送配電:許可を受けた事業者のまま
一般送配電事業とは、
資源エネルギー庁の
小売:新電力・大手・2つの料金
「みなし小売電気事業者」とは、
大手電力の
燃料費調整:上限の有無は契約ごとに確かめる
燃料費調整とは、
自由料金では、
データで見る:10年でどれくらい切り替えたか
低圧の契約の25.1%が新電力
「低圧」とは、

高圧などを
上の
1か月の切り替えは268,859件
2026年7月の
- 大手
(みなし小売)から 新電力などへ : 128,660件 - 新電力などから
大手へ : 40,532件 - 新電力などから
別の 新電力などへ : 99,667件
同じ月に、
累積の40,326,029件は「家庭の数」ではない
2016年4月から
統計の
電気代は家計の中で増えている
2025年の
研究で分かっていること:人はなぜ切り替える・切り替えないのか
節約額と手間が、切り替えと関係していた
荒谷・瀋
大手から
この
著者自身も、
エネルギーへの関心も、切り替える意向と関係していた
Amaha ほか
この
2つの研究で、結果が違う点
荒谷・瀋
家庭はほかの会社をあまり探さない(米国の研究)
Hortaçsu ほか
これは
低圧の契約の内訳と、切り替える前の確かめ方
自前の計算:低圧の契約の半分近くは規制料金のまま
読む人の
| 区分 | 件数 | 全体に |
|---|---|---|
| 新電力 | 22,495,370 | 25.1% |
| 大手 |
24,087,788 | 約26.9% |
| 大手 |
42,552,273 | 約47.6% |
| 範囲の |
341,787 | 約0.4% |
| 合計 | 89,477,218 | 100% |
大手の
大手の
切り替える前の確かめ方(確かめる順)
- 登録された
事業者か。 資源エネルギー庁は、まず 電気事業法に 基づき登録されている 事業者かを 確かめるよう 求めています。 - 契約前に、
料金などの 小売の説明を 受けたか。 会社は、 契約の 前に 料金その他の 供給条件を 説明しなければなりません。 - 契約した
後に、 小売の書面を 受け取ったか。 会社は、 契約した 後、 遅滞なく 決められた 事項を 書いた 書面を 渡さなければなりません。 - 燃料費調整の
有無と 自由料金は、上限。 上限が あるかを 契約ごとに 確かめます。 - 契約の
条件。 資源エネルギー庁の「よく ある 質問」の 「注意すべきポイント」から、 契約期間・更改・料金の 算定・割引の 対象期間・解約手数料を 確かめます。 割引の 期間と 契約期間は、 別々に 見ます。 - 今の
契約が 自分の規制料金か 自由料金か。 契約が どちらかは、 今の 電力会社に 聞いて 確かめます。
よくある質問
燃料費調整額とは何ですか
火力発電の
会社を変えると、電線や停電はどうなりますか
今ある
小売の会社には、どんな説明の義務がありますか
契約の
10年で実際にどれくらい切り替えましたか
2026年7月分で、
次に読む
この
出典
この
- 荒谷優太・瀋俊毅
(2021) 「日本の 電力小売全面 自由化後の 家計の 電力会社及び料金プラン切り 替え要因分析」 神戸大学経済経営研究所 ディスカッションペーパー DP2021-J07. https://www.rieb.kobe-u.ac.jp/academic/ra/dp/Japanese/dp2021-J07.pdf - 荒谷優太・瀋俊毅
(2022) 「日本の 電力小売全面 自由化後の 家計の 電力会社及び料金プラン切り 替え要因分析」 国民経済雑誌 225(4). https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/kernel/E0042616/E0042616.pdf - Amaha, Nishikiori, Hidaka
(2019) 「Why do customers switch the contract to a local or renewable electricity supplier?」eceee 2019 Summer Study. https://www.eceee.org/library/conference_proceedings/eceee_Summer_Studies/2019/5-smart-and-sustainable-communities/why-do-customers-switch-the-contract-to-a-local-or-renewable-electricity-supplier/ (全文 PDF: https://www.eceee.org/library/conference_proceedings/eceee_Summer_Studies/2019/5-smart-and-sustainable-communities/why-do-customers-switch-the-contract-to-a-local-or-renewable-electricity-supplier/2019/5-265-19_Amaha.pdf/ ) - Hortaçsu, Madanizadeh, Puller
(2017) 「Power to Choose? An Analysis of Consumer Inertia in the Residential Electricity Market」 American Economic Journal: Economic Policy 9(4). https://www.nber.org/papers/w20988 - 電力・ガス取引監視等委員会『電力取引の
状況 (令和8年7月分)』2026年. https://www.egc.meti.go.jp/info/public/pdf/20261015001a.pdf - 総務省統計局『家計調査報告
(家計収支編) 2025年平均結果の 概要』. https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2025.pdf - 資源エネルギー庁
「料金の 仕組みと 料金メニュー例の ご紹介」 . https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/what/ - 資源エネルギー庁 エネ
これ 「電力小売全面 自由化で、 何が 変わったのか?」 (2017年9月28日) . https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/denryokugaskaikaku/denryokujiyuka.html - 資源エネルギー庁
「よく ある 質問」 . https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/faq/ - 電気事業法
(e-Gov) . https://laws.e-gov.go.jp/api/1/lawdata/339AC0000000170 - 資源エネルギー庁
「燃料費調整制度に ついて」. https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/fee/fuel_cost_adjustment_001/
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見積もりも
お湯が