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さくらのレンタルサーバー料金:スタンダードは払い方で3年に5,760円の差

さくらのレンタルサーバー料金:スタンダードは払い方で3年に5,760円の差
2026-10-20 公開・2026-10-21 更新

この記事の要点

  • さくらのレンタルサーバー(公式の表記は「さくらのレンタルサーバ」)のスタンダードの料金は、毎月払いなら月660円です。36ヶ月一括なら18,000円で、3年間毎月払いを続けた場合の23,760円より5,760円少なくなります(さくらのレンタルサーバ公式「スタンダード」。差は記事内の計算)。
  • 毎月払いでも、利用開始日から3ヶ月を過ぎた日が入る月の月末までは解約できません。クレジットカードで申し込んだ場合は、2週間のお試し期間が終わると自動で決済されます。
  • 公式の額で並べると、スタンダードの3年の差5,760円のうち2,856円(5,760−2,904)は24ヶ月一括を36ヶ月一括に延ばした分で、12ヶ月一括の差1,320円の2倍を超えるのは、調べて分かった意外な点です。
  • 3年分をまとめて払う前に、3年使い続けるかを考えておきます。米国のジム会員7,752人の観察では、月払いを選んだ人は1年契約の人より、1年を超えて続ける割合が17%高いという関係がありました。法人の短期前払費用の通達は「1年以内」が条件です。
この記事の目次(9)
  1. 料金はプランと払い方で決まる(結論)
  2. 共用サーバーの仕組みと料金の言葉
  3. 統計で見るクラウドの利用と価格の動き
  4. 研究で分かっていること:共用サーバーの安全と長い契約
  5. スタンダードの払い方ごとの差と、申し込む前の確認の手順
  6. 自分の使う月数で計算する表
  7. よくある質問
  8. 次に読む
  9. 出典

払う期間ごとに「いま払う額」を比べた別のサーバーの記事: スターレンタルサーバーのライトプランを、5つの支払い期間の「いま払う額」で比べた記事

料金はプランと払い方で決まる(結論)

さくらのレンタルサーバの料金は、プランと支払い方の2つで決まります。表示価格は税込みです。スタンダードの額は次のとおりです。

支払い方 実際に払う額 公式の月額換算
毎月払い 660円 ―
12ヶ月一括 6,600円 550円
24ヶ月一括 12,936円 539円
36ヶ月一括 18,000円 500円
さくらのレンタルサーバ スタンダードの「毎月払い」の切り抜き。660の所を赤い枠で囲んでいます。
出典: さくらのレンタルサーバ スタンダード(2026-10-21 撮影)

まとめて払う期間が長いほど、毎月払いとの差は大きくなります。12ヶ月で1,320円、24ヶ月で2,904円、36ヶ月で5,760円です(公式の額から計算)。

ライトは12ヶ月〜36ヶ月一括でしか払えず、毎月払いは選べません。ほかのプランの月額換算の最低額は、ライト121円〜、ビジネス1,980円〜、ビジネスプロ3,850円〜です。まとめて払う期間を決める前に、最低利用期間、お試しのあとの自動決済、続ける見込みの3つを確かめておきます。

共用サーバーの仕組みと料金の言葉

共用のレンタルサーバーは、1台のサーバーを複数のサイトで分け合う仕組みです。Mirheidari ほか(2012年)は、共用ホスティングについて「費用が安く、サイトの持ち主の管理も楽になる」と書いています。同じ論文には、同じサーバーに置かれたサイトどうしを十分に切り分けていないと、安全の問題が起きるとも書かれています。この論文は分離の方法を調べ、設定を変えて性能を評価した研究で、利用者(人)では確かめられていません。また、2012年時点の技術を扱っています。

月額換算は、一括で払う額を月数で割った値です。実際に払うのは一括の額なので、申し込む画面では総額のほうを見ます。たとえば36ヶ月一括の「月額換算500円」で実際に払うのは、18,000円です。

最低利用期間は、それより前には解約できない期間のことです。公式の原文では「利用開始日から3ヶ月を経過した日が属する月末までの期間を最低利用期間としています。最低利用期間内での解約は受け付けておりません。」とされています。

お試し期間は、お金を払う前に試せる期間です。公式の原文は「クレジットカードでお申し込みの場合は、2週間のお試し期間終了後、自動的に決済され、ご契約開始となります。」です。

税込み表示とは、表示された額に消費税が含まれていることです。料金プランのページに「表示価格は税込みです。」とあります。

プランごとのSSDの容量は、ライト100GB、スタンダード300GB、ビジネス600GB、ビジネスプロ900GBです。

さくらのレンタルサーバの4プランについて、SSDの容量と月額換算の最低額を並べた図
4プランの容量と月額換算

統計で見るクラウドの利用と価格の動き

総務省の調査では、クラウドサービスを全社で使っている企業が60.0%、一部の事業所や部門で使っている企業が23.5%でした。合わせると83.5%です(計算: 60.0+23.5)。この数字は、常用雇用者100人以上の企業を対象とした調査で、この項目に回答した2,486社の結果です(規模の小さい会社や個人の事業は含んでいません)。

同じ調査で、インターネット利用者のうち、「ホームページやブログの閲覧、書き込み、または開設・更新」をした人は56.5%でした(総務省『通信利用動向調査』令和7年、n=34,322)。この項目には閲覧も含まれます。そのため、56.5%はサイトを開設した人の割合ではありません。

日本銀行の企業向けサービス価格指数(2020年平均=100)では、2026年8月の値は次のとおりでした。

区分 指数 前年比
インターネット附随サービス 110.3 1.0%
情報処理・提供サービス 108.4 2.1%
総平均 115.4 3.7%

この指数は、企業どうしで取引されるサービスの価格の動きを表します。さくらのレンタルサーバの料金を表す数字ではありません。「サーバーの料金が上がった」根拠として読むものでもありません。

企業のクラウド利用83.5%、インターネット利用者のうちホームページやブログの閲覧・書き込み・開設・更新をした人56.5%、インターネット附随サービスの価格指数110.3を並べた図
統計で見る利用と価格

研究で分かっていること:共用サーバーの安全と長い契約

ここでは4本の論文を、要旨に書かれた範囲で紹介します。

事業者の取り組みと不正の関係。 Tajalizadehkhoob ほか(2017年)は、世界の共用ホスティング事業者1,259社について、442,684ドメインから集めた指標をもとに調べました。事業者の安全とソフト更新に関わる4つの要因は、事業者の規模の影響を除いたうえで、不正の件数のばらつきの10〜19%と関係がありました。ウェブアプリの安全で下位10%の事業者が上位10%の水準になると、フィッシングの件数が4分の1になる関係も示されています。ただし、これは観察の研究で、原因と結果までは示していません。日本の事業者や料金も扱っていません。

事業者が考える責任の範囲。 Stivala ほか(2025年、IEEE S&P 2026採録・arXiv版)は、共用ホスティングなどの事業者24組織に聞き取りをしました。事業者は、ウェブアプリの問題を利用者の担当と見ていました。低い料金と、毎日の多い被害は、対策を進めにくくする要因として挙がっています。ただし、聞き取りの数は少なく、事業者側の見方だけです。「料金が安い事業者は危ない」とまでは言えません。

この2本は食い違っていません。サーバーのソフトの環境は事業者が受け持ち、WordPressなどのウェブアプリは利用者が受け持つ、という分け方で読むと両方がつながります。料金を比べるときは、自分が受け持つ範囲(アプリの更新など)も一緒に考えておきます。

長い契約を選ぶ人と続ける人。 DellaVigna・Malmendier(2006年)は、米国のジム3施設の会員7,752人を3年間調べました。月70ドルを超える定額の契約を選んだ人は、月平均4.3回通っていました。1回あたりでは17ドルを超えて払っていた計算で、10回券なら1回10ドルで済むはずでした。また、月ごとの契約を選んだ人は、1年契約の人より、1年を超えて続ける割合が17%高いという関係がありました。これはジムの契約についての観察の研究で、サーバーの契約にも当てはまるかは示されていません。

スタンダードの払い方ごとの差と、申し込む前の確認の手順

表1: 毎月払いで同じ期間払った場合との差

条件: スタンダード、税込み、毎月払いの660円が期間中ずっと変わらないものとして計算しています。

支払い方 公式の額 毎月払いで同じ期間(式) 差(式)
12ヶ月一括 6,600円 660×12=7,920円 7,920−6,600=1,320円
24ヶ月一括 12,936円 660×24=15,840円 15,840−12,936=2,904円
36ヶ月一括 18,000円 660×36=23,760円 23,760−18,000=5,760円

36ヶ月の差5,760円は、公式の「「毎月払い」を3年間するより合計で5,760円お得!」という文と一致します。割合にすると、5,760÷23,760=約24.2%です。ただし、この差を受け取れるのは36ヶ月使い続けた場合です。

スタンダードの12・24・36ヶ月一括について、公式の額、毎月払いで同じ期間払った額、その差を並べた図
スタンダードの払い方と差

表2: 毎月払いで最低利用期間に払う額

条件: スタンダードの毎月払い(660円)で始め、最低利用期間が終わったらすぐ解約する場合です。

場合 式 合計
最短 660×3 1,980円
月の途中に始めた場合 660×4 2,640円になりえる

最低利用期間は「利用開始日から3ヶ月を経過した日が属する月末まで」です。始める日によって月末までの月数が変わります。日割りの有無を含めて、申し込む前に公式で確かめてください。

表3: ほかのプランの36ヶ月の目安

条件: パンフレットの月額換算の最低額に36をかけた目安です。

プラン 式 目安
ライト 121×36 約4,356円
ビジネス 1,980×36 約71,280円
ビジネスプロ 3,850×36 約138,600円

月額換算の額は端数を丸めている場合があるので、「約」としています。期間ごとに実際に払う額は、公式の料金シミュレーションで確かめてください。

申し込む前の確認の手順

  1. プランと容量を決める。 SSDの容量はライト100GB〜ビジネスプロ900GBです。ライトは一括払いだけだと覚えておきます。
  2. 総額を見る。 月額換算ではなく、その支払い期間で実際に払う額を見ます。表示は税込みです。
  3. 最低利用期間の月末の日付を数える。 利用開始日から3ヶ月を過ぎた日がどの月に入るかを、カレンダーで確かめます。
  4. お試しの終わる日を控える。 クレジットカードで申し込むと、2週間のお試しが終わったあと自動で決済されます。
  5. 解約の条件を確かめる。 消費者契約法3条1項4号は、消費者に求められたら解除権に関わる情報を提供するよう、事業者に求めています。ただし、これは努力義務です。分からない点は、申し込む前に事業者へ問い合わせます。
  6. 法人で一括で払うなら、1年の線を確かめる。 法人税基本通達2-2-14は、「支払った日から1年以内に提供を受ける役務」に関わる前払費用を、条件つきで支払った年度の損金にすることを認めています。これは法人向けの通達なので、個人事業主の場合や12ヶ月を超える分の扱いは、税務署か税理士に確かめてください。
  7. 続ける見込みを確かめる。 ジム会員の研究では、長い契約を選んだ人のほうが続けた割合は低いという関係がありました。まず短い期間で試し、使い続けると分かってから長い期間を選ぶ、という順もあります。
さくらのレンタルサーバに申し込む前に確かめる7つの点を並べたチェックリスト
申し込む前の確認

自分の使う月数で計算する表

使い方: 自分の使い続ける見込みの月数と、選ぶ一括の額を右の欄に入れて、上から順に確かめます。

確かめる点 式・入れる値 自分の数字
使い続ける見込みの月数(A) 自分で決める月数  
毎月払いでA月払う額(B) 660円×A  
選ぶ一括の額(C) 12ヶ月一括 6,600円/24ヶ月一括 12,936円/36ヶ月一括 18,000円  
差(B−C) プラスなら一括の方が少なく、マイナスなら毎月払いの方が少ない  

式: 差=660円×A−C(スタンダード・税込み、毎月払いの660円が変わらないものとし、一括の途中でやめた時の返金は無いものとした計算です。返金の扱いは公式で確かめてください)

例: 24ヶ月使う見込みで36ヶ月一括を選ぶと、660円×24=15,840円、15,840円−18,000円=−2,160円で、毎月払いの方が2,160円少なくなります。

よくある質問

14日間のお試しのあと、何もしないとどうなる? クレジットカードで申し込んだ場合は、2週間のお試し期間が終わると自動で決済され、契約が始まります。続けないなら、お試しの終わる日より前に手続きの方法を確かめておきます。

毎月払いで始めて、すぐにやめられる? 最低利用期間のうちは解約できません。期間は「利用開始日から3ヶ月を経過した日が属する月末まで」です。その間に払う額の目安は表2のとおり1,980円〜2,640円です。

ライトを毎月払いにできる? できません。ライトは12ヶ月〜36ヶ月一括のみです。

2〜3年分を一括で払ったら、経費はどう扱う? 法人の短期前払費用の通達は、「支払った日から1年以内に提供を受ける役務」を条件にしています。12ヶ月を超える分の扱いや個人事業主の扱いは、税務署か税理士に確かめてください。

次に読む

このサイトで次に調べる候補: ドメイン サーバー dnsサーバー 違い(サーバーを借りる前に、ドメインとDNSサーバーの役目の違いを知りたい人向け)

出典

この記事の数字と事実の出どころは、下の一覧にまとめています。

  1. Tajalizadehkhoob S, ほか(2017)「Herding Vulnerable Cats: A Statistical Approach to Disentangle Joint Responsibility for Web Security in Shared Hosting」arXiv. https://arxiv.org/abs/1708.06693
  2. Stivala G, Mrowczynski R, Hellenthal M, Pellegrino G(2025)「Behind the Curtain: How Shared Hosting Providers Respond to Vulnerability Notifications」arXiv(IEEE S&P 2026採録). https://arxiv.org/abs/2512.01891
  3. Mirheidari SA, Arshad S, Khoshkdahan S(2012)「Performance Evaluation of Shared Hosting Security Methods」IEEE TrustCom 2012. https://arxiv.org/abs/1811.00924
  4. DellaVigna S, Malmendier U(2006)「Paying Not to Go to the Gym」American Economic Review 96(3), 694-719. https://ideas.repec.org/a/aea/aecrev/v96y2006i3p694-719.html
  5. 総務省『通信利用動向調査』令和7年. https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/260529_1.pdf
  6. 日本銀行『企業向けサービス価格指数(2026年8月速報)』2026年. https://www.boj.or.jp/statistics/pi/cspi_release/sppi2608.pdf
  7. さくらのレンタルサーバ スタンダード. https://rs.sakura.ad.jp/plan/standard/
  8. さくらのレンタルサーバ 料金プラン. https://rs.sakura.ad.jp/plan/
  9. さくらのレンタルサーバ パンフレット. https://lp.sakura.ad.jp/rs/941-NEO-212/images/pamphlet_rs.pdf
  10. 消費者契約法 第3条第1項第4号(e-Gov法令検索). https://laws.e-gov.go.jp/api/1/lawdata/412AC0000000061
  11. 国税庁 法人税基本通達2-2-14(短期の前払費用). https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/02/02_02_02.htm

この記事は、AI で下書きし、公式の資料と論文で確かめてから公開しています。

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