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就活スケジュール管理のエクセルテンプレート|26卒の10月1日内定率73.4%

就活スケジュール管理のエクセルテンプレート|26卒の10月1日内定率73.4%
2026-10-20 公開・2026-10-21 更新

この記事の要点

  • 就活のスケジュール管理にエクセルのテンプレートを使うなら、「区分・締切日・締切までの日数・次の行動・学業の予定・ID」の列を作ります。28卒の公式の日付である 3月1日・6月1日・10月1日の行は、先に入れておきます。
  • 前年の 26卒の内定率は、10月1日時点で 73.4%、12月1日に 84.6%、2月1日に 92.0%でした。4月1日の就職率は 98.0%です。10月より後も内定が増えた時期として、表に残しておけます。
  • 公式の日付と統計を並べると、26卒は正式な内定日の 10月1日時点でも内定率は 73.4%で、内定率の残りが 100−73.4=26.6% あったのは、調べて分かった意外な点です。
  • 時間管理は、負担感の低さや学業の成績と中程度の関係がありました(158 本の研究のメタ分析。多くは相関の研究。Aeon ほか 2021 年)。パスワードは表に書かず、使い回さないようにします。覚えなくて済むパスワード管理ツールの利用も、総務省がすすめています。
この記事の目次(9)
  1. 結論:日付の列は公式の3つの日付から作り、パスワードは書かない
  2. 仕組みと言葉:3月1日・6月1日・10月1日は「要請」の日付
  3. データで見る:26卒の内定率は10月1日に73.4%、4月1日の就職率は98.0%だった
  4. 研究で分かっていること:時間管理は負担感の低さと関係があった
  5. 28卒の日付の表と、列の設計表
  6. 自分の締切で計算する表
  7. よくある質問
  8. 次に読む
  9. 出典

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結論:日付の列は公式の3つの日付から作り、パスワードは書かない

表の日付の列は、内閣官房の要請にある 3月1日(広報の開始)・6月1日(選考の開始)・10月1日(正式な内定日)から作ります。そこに、26卒の内定率 73.4%(10月1日)から 98.0%(4月1日の就職率)までを、目安の行として加えます。

文部科学省『令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)』の切り抜き。73.4の所を赤い枠で囲んでいます。
出典: 文部科学省『令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)』(2026-10-21 撮影)

マイページの ID は列に入れてかまいません。パスワードは表に書かず、管理ツールに任せます。

この記事で挙げた研究から言えるのは、「時間管理は負担感の低さと関係があった」というところまでです。「表で管理すれば内定が増える」とは言えません。

仕組みと言葉:3月1日・6月1日・10月1日は「要請」の日付

28卒(2028年3月卒)の日程は、内閣官房の「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」に書かれています。要請は、政府が企業に向けて出したものです。

原文の日付は次の3つです。

  • 「広報活動開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降」
  • 「採用選考活動開始:卒業・修了年度の6月1日以降」
  • 「正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降」

この日程には例外があります。例外にかかわるのは、専門活用型インターンシップ(2 週間以上)です。例外になるのは、このうち春休み以降に行われるものです。原文では、これを通じて「高い専門的知識や能力を有すると判断された学生」は「6月より以前のタイミングから採用選考プロセスに移行できる」とされています。

この記事では、6月1日より前に始まる選考を「早期選考」と呼びます。要請の原文も、「学生の就職活動は年々、早期化・長期化がすすみ」と書いています。表には、公式の日程に沿う予定と、早く始まる予定を分ける「区分」の列を作っておくと見分けやすくなります。

データで見る:26卒の内定率は10月1日に73.4%、4月1日の就職率は98.0%だった

文部科学省と厚生労働省の「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」と、4月1日の「大学等卒業者の就職状況調査」では、26卒(令和8年3月卒)の大学生(学部)の内定率は次のとおりでした。

26卒の大学生の内定率は10月1日73.4%、12月1日84.6%、2月1日92.0%、4月1日の就職率98.0%で、時点ごとの差は11.2、7.4、6.0ポイントだった。
26卒の内定率の動き

時点ごとの差は、84.6−73.4=11.2 ポイント、92.0−84.6=7.4 ポイント、98.0−92.0=6.0 ポイントです(文部科学省・厚生労働省、2025〜2026 年の数字から計算)。10月1日の内定率と4月1日の就職率の差は、98.0−73.4=24.6 ポイントです(呼び方の違う 2 つの数字の差です)。10月1日時点の内定率の残りは、100−73.4=26.6%でした。

10月1日時点の内訳は、国公立大学 71.2%、私立大学 74.1%でした。文系は 73.4%、理系は 73.6%です。

26卒の10月1日時点の内定率は、国公立大学71.2%と私立大学74.1%、文系73.4%と理系73.6%だった。
10月1日の内定率の内訳

この数字を読むときの注意が 3 つあります。

  • 数字は 26卒(令和8年3月卒)の実績で、28卒の見込みではありません。
  • 4月1日の数字は「就職率」で、ほかの 3 時点の「就職内定率」とは呼び方が違います。
  • 抽出した 112 校・6,250 人に、電話や面接などで聞いた調査です。

研究で分かっていること:時間管理は負担感の低さと関係があった

メタ分析は、同じテーマの研究をたくさん集めて、結果をまとめて計算する方法です。相関は、2 つのことが一緒に増えたり減ったりする関係のことです。相関は、片方がもう片方の原因であることまでは示しません。

時間管理の研究(Aeon ほか、2021 年) Aeon ほか(2021 年)は、学生と働く人を対象にした 158 本の研究をメタ分析しました。時間管理は、仕事の成果・学業の成績・心の健康と、中程度の関係がありました。負担感(distress)とは、中程度の負の関係がありました。

集めた研究の多くは相関の研究で、著者らも「すべての研究で因果を示せてはいない」と書いています。因果まで示されたのは、実験をした一部の研究にあった「先延ばしが減る」効果です。就活そのものを調べた研究ではありません。

就職支援の研究(Liu ほか、2014 年) Liu ほか(2014 年)は、実験・準実験で評価された就職支援のプログラム 47 本を集めて分析しました。支援に参加した求職者は、参加しなかった人に比べて、就職できたオッズが 2.67 倍で、効果がありました。オッズは「就職できた人数 ÷ できなかった人数」の比のことで、確率そのものではありません。

目標設定をすすめる、探し方を教える、自信を高めるといった部品を含む支援は、含まない支援より効果が大きくなりました。対象は失業者を含む一般の求職者で、新卒の学生に限った研究ではありません。目標設定はプログラムの部品の一つで、エクセルで管理することの効果を調べたものでもありません。

就活の目標の研究(小菅、2020 年) 小菅(2020 年)は、日本の大学生 280 名(3 年 133 名・4 年 147 名)を調べました。具体的な就活の行動の目標は、情報を探す戦略と関係がありました。相関の研究で、要旨の範囲では内定などの結果は測っていません。

内定後の満足の研究(湯口、2021 年) 湯口(2021 年)は、関西圏 3 大学の 4 年生 232 名に、振り返って答えてもらう質問紙で調べました。キャリア探索の「情報収集」「自己理解」「キャリア支援活用」と、内定後の「満足・意欲」「不安」との間に、相関は見られませんでした。一方で「自己理解」は、不採用を経験した後の「自分らしい就職態度の確立」や「目標の明確化」と関係していました(論文では「影響」と書かれていますが、質問紙で振り返って答えてもらった相関の研究です)。

対象は限られた地域と大学で、振り返って答える方式です。情報をたくさん集めることと、内定後の満足が一緒に動くとは示されていません。

補足(輕部ほか、2015 年) 輕部ほか(2015 年)は、研究1 で 212 名を対象に尺度を作り、研究2 で 72 名を対象に時期との関係を調べました。就活の時期によって、行われやすい行動が違いました。時期を調べた研究2 は 72 名と少なく、予定の管理ではなく、不採用のあとも就活を続ける行動を調べた研究です。

ここで挙げた研究は、時間管理一般・求職者への支援・就活の目標を調べたものです。エクセル・スプレッドシート・アプリなど、道具ごとの違いを比べた研究ではありません。

28卒の日付の表と、列の設計表

ここでは、公式の日付と前年の統計を 1 枚にまとめた表と、列ごとに根拠を書いた表を示します。テンプレートを作るときに、行と列の下書きとして使えます。

表A:28卒の日付の表(2026年10月20日時点で数えた日数)

読む人の条件:28卒(2028年3月卒)で、2026年10月20日にこの表を作る人。

日付 何の日か(出典) 今日からの日数(式) 前年 26卒の同じ時期の数字
2027年3月1日 広報活動の開始(内閣官房) 11+30+31+31+28+1=132 日 —
2027年6月1日 採用選考活動の開始(内閣官房) 132+92=224 日 —
2027年10月1日 正式な内定日(内閣官房) 224+122=346 日 内定率 73.4%
2027年12月1日 統計の時点(文部科学省・厚生労働省) — 内定率 84.6%
2028年2月1日 統計の時点(文部科学省・厚生労働省) — 内定率 92.0%
2028年4月1日 統計の時点(文部科学省・厚生労働省) — 就職率 98.0%

日数の式の中身は、次のとおりです。132 日は、10月の残り 11 日、11月 30 日、12月 31 日、1月 31 日、2月 28 日に 1 を足した数です。92 日は 3〜5月(31+30+31)、122 日は 6〜9月(30+31+31+30)の日数です。右の列の数字は 26卒の実績で、28卒の見込みではありません。

28卒は2027年3月1日に広報、6月1日に選考、10月1日に正式な内定が始まり、2026年10月20日からそれぞれ132日、224日、346日後にあたる。
28卒の公式の3つの日付

表B:列の設計表

列 入れる物 根拠
区分 インターン/本選考/早期選考 内閣官房の要請(専門活用型インターンシップの例外)
締切日・締切までの日数 締切日から今日の日付を引いた日数 表Aと同じ日数の数え方
次の行動・目標 次にすること(例:エントリーシートを出す) Liu ほか 2014 年・小菅 2020 年(目標設定)
学業の予定 授業・試験の日 Aeon ほか 2021 年(学業の成績との関係)
ID マイページのログイン ID パスワードと列を分けるための、この記事の提案
パスワード 列を作らない。管理ツールを使い、使い回さない 総務省

総務省のページは、表計算のファイルについて書いたものではありません。一般の注意を表に当てはめると、次のようになります。総務省は、パスワードを「できる限り、複数のサービスで使い回さない」こと、覚えなくて済む「パスワード管理ツールを使うこと」をすすめています。メモに書いたときは、「鍵のかかる机や金庫など安全な方法で保管すること」としています。

表を作る前に、区分の列、締切までの日数、学業の予定の列があるか、パスワードの列が無いか、パスワードを使い回していないかを確かめる。
表を作る前の確認

自分の締切で計算する表

使い方: 自分の締切日・今日の日付・学業の予定を右の欄に入れて、上から順に確かめます。

確かめること 式・目安 自分の数字
締切日 マイページにある締切の日付  
今日の日付 表を開いた日  
締切までの日数 締切日 − 今日の日付  
選考の締切が 6月1日より前か 前なら区分を「早期選考」にする  
締切の前の週の学業の予定 授業・試験の日と重なっていないか  

式: 締切までの日数 = 締切日 − 今日の日付

例: 締切日が 2027年6月1日で、今日が 2026年10月20日なら、132+92=224 日です。

よくある質問

28卒の就活はいつから始まりますか。 内閣官房の要請では、広報は 2027年3月1日以降、選考は 6月1日以降、正式な内定は 10月1日以降です。2026年10月20日から数えると、それぞれ 132 日・224 日・346 日後です。

早期選考は、公式の日程とどう違いますか。 要請には例外があります。春休み以降に行われる、2 週間以上の専門活用型インターンシップで高い専門の力があると判断された学生は、6月より前から選考に移れます。表では「区分」の列で、公式の日程の予定と分けておきます。

エクセル・スプレッドシート・アプリ・notion・手帳のどれがよいですか。 この記事で挙げた研究は時間管理一般を調べたもので、道具ごとの違いを比べたものではありません。表Bの列を作れる道具なら、どれでも同じ設計を使えます。どの道具でも、パスワードは管理ツールに任せます。

予定を管理すると、就活の結果は良くなりますか。 Aeon ほか(2021 年)のメタ分析では、時間管理は負担感の低さや学業の成績と関係がありました。ただし多くは相関の研究です。湯口(2021 年)では、情報収集と内定後の満足・不安の間に相関は見られませんでした。

管理表に ID とパスワードを書いてよいですか。 ID は列に入れ、パスワードの列は作りません。総務省は、パスワードを使い回さないことと、管理ツールを使うことをすすめています。

次に読む

このサイトで次に調べる候補: 就活 スケジュール管理 スプレッドシート(エクセルではなくスプレッドシートで同じ列の表を作りたい人向け)

出典

この記事の数字と事実の出どころは、下の一覧にまとめています。

  1. Aeon, B., Faber, A., Panaccio, A.(2021)「Does time management work? A meta-analysis」PLOS ONE 16(1): e0245066. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0245066
  2. Liu, S., Huang, J. L., Wang, M.(2014)「Effectiveness of job search interventions: a meta-analytic review」Psychological Bulletin 140(4):1009-41. https://doi.org/10.1037/a0035923
  3. 小菅 清香(2020)「就職活動目標が情報探索戦略に及ぼす影響―探索型戦略の質に着目して―」キャリア教育研究 39(1). https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssce/39/1/39_1/_article/-char/ja
  4. 湯口 恭子(2021)「キャリア探索と就職活動中の取り組みが内定後の満足・意欲と不安に与える影響:大学4年生の回想調査から」ビジネス実務論集 39. https://doi.org/10.50861/jsabs.39.0_11
  5. 輕部 雄輝・佐藤 純・杉江 征(2015)「大学生の就職活動維持過程尺度の作成」教育心理学研究 63(4), 386–400. https://doi.org/10.5926/jjep.63.386
  6. 文部科学省『令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)』2025 年. https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/naitei/kekka/k_detail/1422624_00023.htm
  7. 文部科学省『令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(12月1日現在)』2026 年. https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/naitei/kekka/k_detail/1422624_00025.htm
  8. 文部科学省『令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(2月1日現在)』2026 年. https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/naitei/kekka/k_detail/1422624_00026.htm
  9. 文部科学省『令和7年度大学等卒業者の就職状況調査(4月1日現在)』2026 年. https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/naitei/kekka/k_detail/1422624_00027.htm
  10. 厚生労働省『令和8年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)』2026 年. https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000184815_00065.html
  11. 内閣官房「2027(令和9)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請」. https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2027nendosotu/index.html
  12. 総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」. https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/security/end_user/general/01/

この記事は、AI で下書きし、公式の資料と論文で確かめてから公開しています。

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